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老犬クー太バラデシュシュ

「老犬クー太18歳(小堺正記著)」を読む。
サブタイトルに「一匹の柴犬と家族のものがたり」とあるように、内容はこの1行に集約されているといえる。要は犬を家族に迎えてそれを看取るまでの話である。ただその犬が家族の必死の看病のおかげか、本人の頑張りか18歳まで生きるわけである。

当然に犬飼である私にはグッとくるものがあるわけである。
例えば犬の主観で物語をすすめるとか、あるいは犬の心情を多少の劇的な解釈で描写するとか、そういった読み手の心を掴もうとするような作為的な展開は一切なく、犬は家族の中でただいる程度にすぎない。ただし、家族の中心にいつもいる幸せな犬として。

もうこれまでか、と思わせるいわゆる本の中でのクライマックスにあたるあたりを読むときがタイミングの悪いことに間もなく降りなくてはいけない山手線の中であった。
例えば寝る前に少しうつ伏せで本を読むとき、例えば昼メシを食ったあとの始業の時間まで、例えばこのような通勤や通学のとき。要はキリが悪いタイミングで、こっちは想像の深い渦の中にいるわけなのに本を閉じなきゃいかんというのは本当にシンドいとよく思う。

というわけでクー太の最後の瞬間はエスカレータの上で読破である。


鈴は熊除けなのだ

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